中央労働災害防止協会『労働衛生のしおり』の内容をベースとして構成しています
①健康診断
職場における健康診断は、労働者の健康状況を把握するための基本となる対策です。労働者個人にとっては疾病の早期発見、健康確保のための健康意識の向上等の意義があり、事業者にとっては医師の意見を 勘案した上で、労働者が当該作業に従事してよいか(就業...
○職場における感染防止対策
新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止への取り組みについては、職域に対して全面的な協力が求められました。職場においては、毎年冬に流行する季節性インフルエンザやノロウイルス感染症、さらには風疹や結核、HIV感染症などに対するものが...
①感染症について
私たちの身の周りには、細菌やウイルスなどの様々な微生物が存在し、共存しています。微生物が病気を起こす力を病原性と呼び、病原性が人間の抵抗力よりも強くなった場合、体内に侵入した微生物は増殖します。これを「感染」といいます。その後、発熱や下痢、...
②感染症予防の基本
感染症が成立するには、「感染源(病原体)」、「感染経路(手など)」、「感染を受けやすい人(主体)」の3つの要素が必要となり、これらのいずれを絶つことにより、感染症を予防することができます。 ①感染源を絶つ感染源には微生物に感染した人間や動物...
③職域における感染症防止対策
感染症への対策は、原因となる病原体や感染経路が異なるため、それぞれの感染症によって予防方法が異なります。しかし、従業員が業務中に感染症にかからないようにすることや、感染症の拡大を防ぐことなど、従業員の感染症に対する理解を深める「衛生教育」の...