⑤労働衛生教育

労働衛生対策を総合的に進めるにあたっては、労働者の従事する作業が健康に与える影響や健康障害を防ぐための労働衛生管理体制、作業環境管理、作業管理および健康管理についての正しい理解が大切であり、この理解を深めることを目的とする労働衛生教育が重要です。

労働衛生教育は、雇い入れ時、作業内容変更時、危険有害業務に就かせるときなどに必ず行う必要がありますが、このような場合だけでなく、あらゆる機会を活用して計画的、継続的に実施することが重要です。

また、最近の急速な技術革新の進展、就業形態の多様化等に対応するためには、衛生管理者、安全衛生推進者、衛生推進者、作業主任者、職長等の労働衛生管理体制の中核となる者に対する能力向上教育や、危険又は有害な業務に現に就いている者に対する労働衛生教育が重要となっています。