爆発・⽕災災害は、発⽣すると死亡に⾄る重篤な災害となることが少なくありません。
また被害が周辺住⺠にまで及ぶ広範な災害となることもあります。
また、爆発・⽕災災害の多くは、複数の作業を同時並行で行っていたり、非定常作業の場合などに発⽣しています。
爆発・⽕災による労働災害は、毎年全業種で休業4⽇以上の死傷者数は130⼈(内死亡10⼈)程度となっています。
この約半数は製造業で発生しています。
最近の特徴として、化学⼯場ばかりでなく、化学物質を取り扱う様々な業種の事業場で発⽣しています。
市場に出回る化学物資の種類は増加の⼀途をたどっており、爆発・⽕災の危険性は第三次産業を含む様々な分野に広がっています。
また、爆発・⽕災は化学物質によるものばかりでなく、⾦属粉、穀物粉などの可燃性粉じんによる粉じん爆発や、⾼温物と⽔との接触による⽔蒸気爆発にも注意し、必要な対策を講じておかなければなりません。