【職場における熱中症ハザード】

職場における熱中症を発生する主なハザードは、下記が挙げられています。

1.暑熱な環境

炉前や屋外の炎天下での作業、風通しの悪い作業場、内燃機関・電気器具の密集、調理器具やボイラーの蒸気、路面の照り返し

2.身体負荷の高い作業

筋力を要す作業、重量物の取り扱い、昇降の繰り返し、長距離の移動、速い作業速度

3.拘束時間の連続

長時間の連続作業、少ない休憩時間、チーム作業による休憩の取りにくさ

4.通気性・透湿性の低い服装・装備(身体冷却用のものを除く)

長袖・長ズボン、首周りの通風の悪さ、肌に密着する作業着、化学防護服などの安全衛生保護具の着用

5.水分・塩分の摂取困難

飲食禁止の職場、事業者による水分・塩分の不支給

6.休憩場所の不備

風通しの悪い休憩場所、安静を確保できない設備、給水設備の不足、空調・扇風機・冷蔵庫の不備

7.管理体制の不備

監督者による作業前の体調確認不足、作業中の監視不足、熱中症予防教育の未実施、報告体制の不備、救急処置訓練の未実施、救急搬送の体制未整備