労働災害全体に占める建設業の割合は、約10%です。
死亡災害に占める建設業の割合は、全産業の約30%を占めています。
建設業での死亡災害は、「墜落・転落災害」が40%程度を占め、次に「崩壊・倒壊」「交通事故」「飛来・落下」「崩壊・倒壊」「はさまれ・巻き込まれ災害」等々の災害と続いています。
死傷災害としては、「墜落・転落災害」が30%程度を占め、次に「はさまれ・巻き込まれ」「転倒」「飛来・落下」「切れ・こすれ」「動作も反動・無理な動作」「激突」等々の災害となっています。
起因物別には、死亡災害及び死傷災害において共に、仮設物・建築物・構造物等の割合が高くなっており、次に用具、材料となっています。
また、建設技能労働者の不足や若年入職者の減少、技術・技能の伝承などの課題もあります。
従って、今までにもまして効果的な労働災害防止への取り組みが求められています。