リスクアセスメントの基本的な手順等

リスクアセスメントの実施⼿順の基本は以下のようになります。

  • ⼿順1:労働者の就業に係る危険性⼜は有害性(ハザード)の特定
  • ⼿順2:特定された危険性⼜は有害性(ハザード)ごとのリスクの⾒積もり
  • ⼿順3:⾒積もりに基づくリスクを低減するための優先度の設定(リスクの評価)及びリスク低減措置の内容の検討
  • ⼿順4:優先度に対応したリスク低減措置の実施

「危険性⼜は有害性等の調査等に関する指針」では、リスクアセスメントは設備、原材料、作業⽅法または作業⼿順等を新規に採⽤または変更したときや、機械設備等の経年劣化や新たな安全衛⽣に係る知⾒の集積などによりリスクに変化が⽣じ、または⽣じるおそれのあるときに実施することとされています。
また、リスクアセスメントを⼀度も実施していない既存の機械設備や作業なども計画的に実施すべきです。

リスクアセスメントの実施に際しては、使⽤する機械設備の取扱説明書、化学物質など原材料のSDS(安全データシート)、作業標準・作業⼿順書、ヒヤリハット事例や災害事例など必要な情報を予め収集しておきます。
この情報は定常作業ばかりでなく、非定常作業についても収集する必要があります。