化学物質

化学物質による健康障害の防止対策

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①化学物質の製造等の禁止、許可、管理等の規制

職場で幅広く取り扱われる化学物質のうち、労働者に健康障害を発生させるおそれのあるものについては、健康障害の程度に応じ労働安全衛生法により下記の3つの区分により規制されています。製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されているもの(ベンジジン、β...
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②有機溶剤による中毒予防の規制

有機溶剤は、さまざまな職場で、塗装、洗浄、印刷等の作業に幅広く使用されています。有機溶剤は、常温では液体ですが、一般に揮発性が高いため、蒸気となって作業者の呼吸器から吸収されやすく、また、脂肪を溶かす性質があることから皮膚からも吸収されます...
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③特定化学物質による健康障害予防の規制

特定化学物質は労働者に職業がん、皮膚炎、神経障害などを発症させるおそれのある化学物質です。2024年7月現在75種類の特定化学物質及びこれに準ずる4物質が特定化学物質障害予防規則(以下「特化則」)により規制されています。これらの化学物質によ...
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④化学物質をめぐる制度改正 <1>

新たな化学物質規制の制度導入 -1-国内で輸入、製造、使用されている化学物質は数万種類に上り、その中には、危険性や有害性が不明な物質が多く含まれます。化学物質を原因とする労働災害(がん等の遅発性疾病を除く。)は年間450件程度で推移しており...
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④化学物質をめぐる制度改正 <2>

新たな化学物質規制の制度導入 -2-(6)リスクアセスメント結果等に関する記録の作成と保存(7)労働災害発生事業場等への労働基準監督署長による指示(8)リスクアセスメント対象物に関する事業者の義務(9)化学物質管理者の選任の義務(10)保護...