労働災害全体に占める陸上貨物運送事業の割合は、休業4日以上及び死亡災害ともに約15%程度です。
陸上貨物運送事業における災害は、交通労働災害が約10%、荷役作業時の労働災害が約60%となっています。
荷役作業時の労働災害は、「荷台や荷の上などからの墜落・転落」が最も多く、また「フォークリフト等の荷役運搬機械」や「かご台車等の荷役運搬器具・用具」の災害も少なからず発生しています。
また、荷役作業時の労働災害の発生場所は、主に荷主、配送先、請負事業者等の事業場となっています。
死亡災害においては、交通労働災害が過半数を占めています。
「墜落・転落」「挟まれ・巻き込まれ」「激突され」による死亡災害も発生しています。
交通労働災害における死亡者のうち50歳以上の占める割合も年々増加の傾向にあります。