外国人労働者には、労働災害防止対策はもちろんのこと、本人が理解できる安全衛生教育の実施が求められます。
しかし、言葉や生活習慣の違いにより、私たちが当然だと思っている常識でも、十分に理解できない場面が少なくありません。
また、一つの職場に複数の国籍の人がいる場合、共通言語として日本語を使うことがあります。
「職場のルール」については、やさしい日本語を使って説明し、理解を深めてもらうことが重要です。
やさしい日本語とは、普段使う日本語を外国人にも分かりやすく簡単にしたものです。
また、より効果的な教育を実施するためには、作業マニュアルの作成も有効です。
作業工程ごとに作業方法や安全衛生対策を理解してもらうために、母国語に翻訳したり、言語に頼らずにイラストや 写真などで視覚に訴えた作りにしたりするとよいでしょう。
<参考>厚生労働省ホームページ
「外国語安全衛生テキスト」
「外国人労働者の安全衛生対策」