③職域における感染症防止対策

感染症への対策は、原因となる病原体や感染経路が異なるため、それぞれの感染症によって予防方法が異なります。
しかし、労働者が業務中に感染症にかからないようにすることや、感染症の拡大を防ぐことなど、労働者の感染症に対する理解を深める「衛生教育」の実施、感染の陽性者や濃厚接触者が出た場合の対応に関する「規程の策定」「ワクチン接種の勧奨」などのように、事業場が行う基本的な対策は同じです。

また、国際交流の増加や都市の過密化により、新たな感染症(エボラ出血熱、MERS、ジカウイルス感染症、エムボックス:サル痘など)の出現に対しては、国や地方自治体等からの情報や最新情報を収集しながら総合的に取り組む必要があります。