③一般的な腰痛予防対策・作業環境管理

腰痛の発生や悪化を防ぐため、屋内作業場において作業を行う場合では、作業場内の温度を適切に保つこと。
また、低温環境下の作業では、保温のための衣服の着用や暖房設備の設置にも配慮すること。

作業場所、通路、階段等で、足もとや周囲の安全が確認できるように適切な照度を保つこと。

転倒やつまづき等による瞬間的な腰部への負担を防ぐため、作業床面はできるだけ凹凸がなく、防滑性、弾力性、耐衝撃性等に優れたものが望ましい。

作業そのものや動作に支障がないよう十分に広い作業空間を確保し、機器・設備、荷の配置、作業台や椅子の高さ等に人間工学的な配慮をすること。

車両系建設機械の操作・運転により腰部および全身に著しく粗大な振動、あるいは、車両運転により腰部および全身に長時間振動を受ける場合、座席等について振動ばく露の軽減対策をとること。