①陸上貨物運送業における労働災害

労働災害全体に占める陸上貨物運送事業の割合は、休業4日以上及び死亡災害ともに約10%です。

陸上貨物運送事業における災害は、交通労働災害が約10%、荷役作業時の労働災害が約60%となっています。

荷役作業時の労働災害は、「荷台や荷の上などからの墜落・転落」が最も多く3割を占めていますまた、「フォークリフト等の荷役運搬機械」や「かご台車等の荷役運搬器具・用具」の災害も少なからず発生しています。

また、荷役作業時の労働災害の発生場所は、約70%が荷主、配送先、請負事業者等の事業場となっています。

死亡災害においては、交通労働災害が過半数を占めています。
「墜落・転落」「挟まれ・巻き込まれ」「激突され」による死亡災害も発生しています。

交通労働災害における死亡者のうち50歳以上の占める割合は約50%で、この割合は年々増加しています。