危険予知訓練(KYT)

危険予知訓練(KYT)は職場の中に潜む危険要因を発⾒・把握・解決していく⼿法のひとつで、ヒューマンエラーによる事故防止に有効な手段です。

現場で実際に作業をさせたり、してみせたり、または作業の状況を描いたイラストシートなどを⽤いて、職場に潜む危険要因を洗い出し、話し合い、対応策を考えて、一人ひとりが実践していくものです。
作業者の危険に対する感受性とともに、問題解決能⼒や実践への意欲を⾼める効果が期待できます。

リスクアセスメントの結果において残る「在留リスク」への対応や、作業⾏動に起因するリスクに対して有効な活動です。

また、KYTは「危険感受性」の訓練にもなり、リスクアセスメントの「危険性⼜は有害性の特定」にも有効に活⽤できます。

(KYTは各個人の経験・知識等に依存している面があり、体系的に現場のハザードを洗い出していくリスクアセスメントとは本質的に異なる活動です。)