労働衛生関係:各分野及びテーマ

電離放射線

①電離放射線による健康障害

電離放射線は、診断や治療における医学利用、食品照射や害虫駆除などの農業利用、厚さ計やレベル計、非破壊検査などの工業利用のほか、原子力発電所の燃料等から発生するなど、さまざまな産業分野に関係しています。これらの分野で使用されている放射線装置や...
粉じん

①粉じんによる健康障害の防止

じん肺は、古くからある代表的な職業性疾病であり、じん肺およびじん肺合併症による業務上疾病者数は、減少傾向にあるものの依然として多い状況にあります。このような粉じんによる障害を防止する対策としては、労働衛生管理体制の確立、労働衛生教育のほか、...
粉じん

②呼吸用保護具の適正な選択および使用の徹底

事業者は、粉じんの有害性を十分に認識し、労働者に必要な呼吸用保護具を使用させるため、次の措置を講じること。ア.保護具着用管理責任者の選任および呼吸用保護具の適切な選択と使用等の推進保護具に関して必要な教育を受けた保護具着用管理責任者を選任し...
化学物質

①化学物質の製造等の禁止、許可、管理等の規制

職場で幅広く取り扱われる化学物質のうち、労働者に健康障害を発生させるおそれのあるものについては、健康障害の程度に応じ労働安全衛生法により下記の3つの区分により規制されています。製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されているもの(ベンジジン、β...
化学物質

②有機溶剤による中毒予防の規制

有機溶剤は、さまざまな職場で、塗装、洗浄、印刷等の作業に幅広く使用されています。有機溶剤は、常温では液体ですが、一般に揮発性が高いため、蒸気となって作業者の呼吸器から吸収されやすく、また、脂肪を溶かす性質があることから皮膚からも吸収されます...