製造業雇用者数の割合は、全雇用者数の約20%であり、労働災害も全産業の約20%程度です。
製造業の死亡災害は「はさまれ・巻き込まれ災害」が約3割を占め、次いで「墜落・転落災害」となっています。
死傷災害でも同じ傾向を示しています。
また起因物では、動力運搬機、一般動力機械、及び仮設物・建築物などに起因する災害が多くなっています。
事業の規模別では、規模が小さいほど労働災害の発生率が高くなっています。
労働者数30~99人の事業場の度数率(約2.5)は、規模1,000人以上の事業場の度数率(約0.2)に比べると、10倍以上の高率になっています。
規模別の千人率でみると、労働者数1~9人、10~29人、30~49人、及び50~99人の規模の千人率は、いずれも300人以上の規模の事業場の約3倍となっています。(2023年)