①労働衛生保護具

労働衛生保護具は、作業中の事故や危険から身体を守るために装着するもので、作業の種類によって、以下のような保護具を使用することとなっています。

  • 有害物質の吸入や酸素欠乏による健康障害または急性中毒を防止するための呼吸用保護具
    (防じんマスク、防毒マスク、電動ファン付き呼吸用保護具、送気マスク、自給式呼吸器等)
  • 有害化学物質、病原体、熱や炎などから身体を保護する防護服
    (化学防護服、バイオハザード対策用防護服、耐熱・耐炎防護服、溶接等作業用防護服等)
  • 有害化学物質の接触、切創や火傷等を防ぐための保護手袋
    (化学防護手袋、耐切創手袋、防振手袋、溶接用皮保護手袋等)
  • 眼および顔面を有害光線や飛来物から防護するための保護めがね
    (遮光めがね、保護めがね、レーザー用保護めがね、顔面保護具等)
  • 騒音を遮音することで騒音性難聴を防止するための聴覚保護具
    (耳栓、イヤーマフ等)

保護具は、「適正な選択」「適正な使用」「保守管理」を行わなければ、十分な性能が発揮されず効果が得られません。
労働衛生教育を行うことも重要です。