安全関係:各分野及びテーマ

高年齢労働者

高年齢労働者の安全対策の必要性

労働力人口に占める55歳以上(高年齢労働者)の割合は約30%です。 高年齢労働者の労働災害発生状況は、令和元年(2019)の労働者死傷病報告によると50歳以上の死傷者は全死傷者の5割以上を占め、死亡者にいたっては全死亡者の6割近くとなってい...
建設業

①建設業における労働災害

労働災害全体に占める建設業の割合は、約15%です。死亡災害に占める建設業の割合は、全産業の1/3を占めています。 建設業での死亡災害は、「墜落・転落災害」が40%程度を占め、次に「崩壊・倒壊」「交通事故」「激突」「飛来・落下」「はさまれ・巻...
熱中症

①熱中症による障害

夏季においては、屋外作業を中心に熱中症が発生しやすくなります。 熱中症とは高温多湿環境下において、体温の調整がうまくいかず、体内の水分及び塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして、発症する障害の総称です。 熱中症による死傷...
熱中症

②WBGT値(暑さ指数)の活用

WBGT(湿球黒球温度)の値は、日本産業規格に適合した測定器を使用して測定します。暑熱環境によるストレスの評価を行う暑さ指数で、次の式で算出されます。 屋内および屋外で太陽照射のない場合(日陰)WBGT値=0.7×自然湿球温度+0.3×黒球...
熱中症

③熱中症予防対策

Ⅰ.作業環境管理 WBGT基準値を超え、または超えるおそれのある作業場所(高温多湿作業場所)においては、発熱体と労働者の間に熱を遮ることのできる遮蔽物等を設けること。屋外の高温多湿作業場所においては、直射日光ならびに周囲の壁面および地面から...